薬の包装2

小分け放送:ヒートシール

ヒートシールという包装方式は、服用する様々な薬をアルミニウムなどの薄いフィルムや金属を利用して1錠ずつ小分けにして包装されている薬になっています。
ヒートまたはヒート包装というふうに故障されることがあり、錠剤または粉薬を包装していく際に利用されている方式になっています。

かつては多くの薬で採用されていた包装の方式になっていたのですが、錠剤やカプセル状の薬ではPTPシートを活用したPTP包装が増えてきており,ヒートシール包装は徐々に減ってきているのが実状です。
このPTP包装も包装方式の一種となっていますので、耳にしたことがあるという人も少なくありません。

薬を取り出していく時には手またははさみを利用して、中に入っている薬を傷つけることがないようにしっかりと開封していきます。
しかし力が入らないような身体的な理由で上手にヒートシール包装を切ることが出来ないという方も多いです。
そしてヒートシール包装が切れたとしても、中に入っている薬を上手に取り出すことができないというケースもあります。

ヒールシートのトラブル例

このようなシチュエーションに対応できるように、リハビリセンターの薬局などでは医師が薬剤師と相談しながら、中に入っている薬をヒートシール包装からしっかりと取り出せるように配慮されています。代表例としては1回分をパックに入っているように加工されています。

薬は光に当ててしまったり、湿気が多いところでは変質することも多いので、服用する度に薬を取り出す必要がある薬もあります。
熱で封がされているヒートシール包装ですが、入っている錠剤をそのまま飲みこんでしまう事故は多くなっています。

このような事態になると胃または腸が傷を負ってしまうことがあるだけでなく、取り出す時には全身麻酔を使って痛みをなくして除去をするというシチュエーションも生まれてきてしまいます。
症例は年々増えてきており、様々な事例も出てきています。

例えば看護師が投薬をする際にヒートシール包装から取り出して患者に提供することになっていたが、食後にその仕組を知らない患者が包装ごと受け取ってそのまま飲み込んでしまったというケースがあります。
この時は内視鏡検査でヒートシール包装があることを確認して取り出したというのですが、心身ともにダメージを受けてしまったことは間違いありません。

医薬品を閉じ込めていくヒートシール包装で使われているシートの成分には様々なものがありますが、多く利用されているのはアルミニウムや紙、セロハンなどです。

特に紙類では奉書紙という硬くて荒くなっている紙を利用しています。
厚みや腰の強さがメリットとなっており、衝撃にも耐えられるようになっていますので、食品でも利用されています。誤飲しないように気をつけなければなりません。