薬の包装

PTPの概要

多くの薬で採用されている包装の方式で、PTPという方法があります。
これは「Press Through Package」という言葉の略称であり、薬を軽い力で押し出すことで簡単に取り出していくことができる包装の形式になっています。
PTPは薬をアルミニウムなどの薄くなっている金属やプラスチックを使って1錠ずつ小分けにされて包装されています。薬を取り扱う中で、説明書でPTP包装やPTPシートと呼称しています。

多く利用されているのは錠剤またはカプセル状の薬で、包装の形式としては一般的になっています。
PTP形式で包装されている薬は、プラスチックの部分を押すことで薬が取り出されていきます。
しかし押し出さずにそのまま服用してしまうと、PTPは金属なので角が硬くなっています。
この角によって食道に刺さって、怪我をしてしまうというケースもあります。

高齢者は注意をしなければならない

高齢者がPTPシートを取り出さずに服用するケースがありますので、非常に危険な状態となります。
処方せんを出す時には、必ず指示を行っていきPTPから押し出して薬を飲ませるように指導をしていかなければなりません。
しかしながら身体的に力を入れることができず、PTPシートなどから薬を上手に取り出すことができないという患者もいます。
このような患者には丁寧な対応策を講じなければなりません。
そしてカプセルや錠剤の大きさはどれも異なっていますので、大きくなると力も大きくなっていきます。

力を入れられないのは高齢者が多く、ストレスをためてしまってPTPシートごと服用してしまうということにもなってしまいます。
そこでリハビリ関連の薬局などでは、医師と綿密な相談をすることによって薬を取り外しやすいように配慮しているケースがあります。
それはPTPから薬を取り出していき、1回分に分けていくという配慮です。
パック上にしていくことで患者に渡していくことができるのです。

薬は湿気を吸収してしまうことがあったり、光に当たって変質や変色をすることがあります。
服用する度にPTPシートから取り出していく薬もあるので、患者にも説明をしていかないといけません。
近年高齢者を中心に包装紙ごと飲み込んでしまうという事故は増えてきています。

薬剤師にも未然に防止をしていくために、分かりやすく説明を講じなければなりません。
PTPの包装には問題点もあり、痛みなどが発しない限りPTPシートを飲み込んだという認識がほとんどないのです。
製薬会社も配慮を行っており、間違って飲み込んでも体内で溶けていく素材やX線などを通さない素材で作り出していますので、飲み方でも安全性も考慮して提供するようにしましょう。
品質を落とさずに、正しく服用することが大切になっていきます。